A. 「販売計画」の立案


「販売予測」と「需給計画」 トップへ



 まずは、最低限、どんな情報が必要か。

 ここから進めていきます。


 (既存商品の場合)

 過去の「月別売上実績」資料はあるはずなので、

 まずはそのデータをすべて手元に揃えること。

 できるだけ過去に遡ってだ。万が一残っていない

 場合はやむをえません。後から説明します。


 過去数年分のデータがあると仮定すれば、

 その数字の動きだけで驚くほど多くの情報を感じる

 ことができるはずです。

 まずは、これを月別の「実績表」として自分なりに作成

 しよう。恐らく過去の担当者が作成した「実績表」なる

 ものが存在すると思うが、彼らの仕事に共感できれば

 踏襲するのも良いが、まずは自分で(Excel表で充分)

 作成することをお勧めする。共感はできないという場合

 が多いと思います。

 これは、過去の「古い先入観」から脱却するためにも

 必要であり、できる限り早く作成することをお勧めする。


 数字を並べたら、よく「見る」こと。

 数字は「性格」すらもっていて、そのうちに愛おしく

 すら見えてくる。

 最初は頭痛い。私だってそうでした。ここから逃げては

 ダメ!ドンドン頭を痛めろ!

 筋肉以上に、脳味噌は痛めつけたほどタフになる。


 (今後のキーワード)

 「総市場」 「チャネル戦略」

 「優先順位」 「配荷率」

 「季節指数」 「気象要件」 「販促情報」

 「利益率」 「物流・保管コスト」

 「新商品」

 「人間関係」


 (2022年1月)



 まずは「販売計画」と言われて貴方は何を思い浮かべる

 であろうか。

 いや、これを的確に説明できる方がどれ程いるだろうか。

 誰でもわかりそうな言葉ではあるものの、何よりも奥が

 深く、永遠のテーマとなりうるのが「販売計画」である。


 およそどんなビジネスにおいても、規模の大小を問わず

 「販売計画」抜きには経営は成り立たない。

 個人事業などの小規模ビジネスでは、社長の頭の中で

 完結している場合もある。仮に「販売計画」を意識して

 いない場合だったとしても、ビジネスをしている時点で

 必然的に「販売計画」は立案されているのだ。


 そしてこの「販売計画」そのものが企業の業績を左右

 する最大のファクターとなる。

 ゆえに最も緻密に、社内の全資源を集約して立案

 すべきが「販売計画」なのだ。


 その内容についてこれから順次ご案内してまいります。


 (2021年11月)


ページトップへ





Copyright (C) 2021-2022 MPRI All Rights Reserved.